ホルンを演奏するのってむずかしいんですよね?とよく聞かれます。
たしかに、、はい、むずかしいです。

お話のネタとしてギネスブックに「世界一むずかしい管楽器」としてホルンとオーボエがのっているというのは有名ですよね。
そのいわゆる「むずかしさ」とは、約4オクターブもの広い音域をカバーしなければならないこと、そのうえ自然倍音列の音が高音域ではすぐ隣り合っている(同じ運指でドもレもミも出る!)ため音が外れやすいことだと思います。
そのため、ある程度しっかり音を並べられるようになるまでには時間のかかる楽器と言えるかもしれません。

けれど、叩けば音が出る打楽器でもそこから音色の違いを出していくには長年の研究が必要ですし(さらにはオーケストラ曲のここぞ!という場面で正確なタイミングとバランスで演奏するのは並のことではありません)、ピアノはわずか数秒のあいだに何十個もの音を弾いて1人で立体的に音楽を表現しないといけません。

楽器のむずかしさはそれぞれだなあと思います。

はじめる前からむずかしさやできるかできないかで楽器を選ぶより、この楽器の音が好きだなあ!こんなふうに演奏できたら素敵だろうなあ!とワクワクした気持ちで音楽と付き合っていった方が楽しいですし、結果的に上達も早いです。

たとえば、モーツァルトのホルン協奏曲を聴いて、ブラームスやチャイコフスキーの交響曲のホルンを聴いて、、心が浮き立ってドキドキしてきませんか!?
そんな前向きな気持ちでホルンと音楽を楽しんでほしいです🤗