7月に入り早いところでは吹奏楽コンクールの地区大会がすでにスタートしました。
夏のコンクールに向けて頑張る吹奏楽っ子たちの力になるべく、私も週末ごと吹奏楽部のパートレッスンに伺わせていただきました。
「今年もお願いします」と引き続き指導の依頼をいただける学校さんが少しずつ増えてきて、気づけば楽器を始めたての1年生のときから3年生の引退まで見届けた子も多く、部活での歩みをいっしょに見守らせていただけて嬉しい限りです😌
さてそうした中、先週はバッハホール管弦楽団の第11回定期演奏会にエキストラで出演しました。


こちらは加美町が設立した中新田バッハホールを拠点として活動する市民オーケストラで、指導校国立音楽院の学生も多く所属しています。
今年はプログラムのメインにブルックナーの交響曲第4番を取りあげるということで主にそのアシストで伺いました。
ブルックナーの“ロマンティック”といえばやはり冒頭からの1番ホルンのソロがあまりにも有名ですが、団員でもある生徒さんの勇気ある素晴らしい演奏といったら!
直前リハまで終え、これまで一緒に演奏してきた本番を鑑みてもスタミナ以外の不安要素がそれほど無かったので、「楽しんで、〇〇さんの好きなようにやってください。(バテて)音が出なくなったら私が全部吹くので」と伝えて見送り、本番でもとても気持ちのよい伸び伸びとしたソロを聴かせてくれました。
無事演奏が終わり真っ先にソロとして立たせてもらい溢れんばかりの拍手をいただいてる姿にはこみ上げるものがあり、隣で涙をぐっと堪えていました😭(お客様から見たらステージでもらい泣きする謎の人になってしまいますからね 笑)
もちろん他の団員の皆様・エキストラの皆様もとても良い演奏で、お客様にとってもオーケストラの美しさを存分に味わえる内容だったのではと感じます。
前プロのバッハではパイプオルガンの音色も聴けて心が洗われました。
加美町は人口2万人ほどの自然溢れるのどかな町ですが、自治体がこうした芸術文化を支えてそこに人が集まるということは本当の豊かさの象徴ですね。
中新田バッハホールではバッハホール管弦楽団の演奏会のほかにも様々な魅力的なイベントを実施しています。是非今後ご注目ください✨
🔗中新田バッハホール/加美町